日本で種牡馬入りする2020年の凱旋門賞馬ソットサスが静内に到着！

2020年の凱旋門賞など、G1・3勝を挙げたソットサス（牡9歳）が、3月7日の午後4時半に、種牡馬としての繋養先となる、日本軽種馬協会静内種馬場に到着した。

大阪での輸入検疫を終えたソットサスは、約30時間の行程で静内種馬場に到着。長旅での疲れも見せることなく、堂々とした立ち振る舞いで厩舎へと入っていった。

到着を見届けた遊佐繁基場長は「待ちに待った到着だったので、安堵（あんど）の気持ちでいっぱいです。生産者の皆さんからも到着の時期だけでなく、種付けの開始時期に関する問い合わせも多くいただいておりました」と話す。凱旋門賞では不良馬場を問題としない走りを見せたソットサスであるが、2019年の仏ダービーではコースレコードを樹立と速い馬場への適性も証明している。

初年度産駒は3歳を迎えているが、日本では産駒のセナスタイル（牡3歳、栗東・安田翔）が3歳新馬戦を優勝した。

「スピード、スタミナ、瞬発力を兼ね備えた競走能力がセールスポイントとなります。その一方で、産駒の出来の良さも評判となっていました。セナスタイルの勝利だけでなく、全弟のシンエンペラー（牡4歳、栗東・矢作）の活躍もまた、この血統の日本競馬への適性の高さを証明してくれました」と期待を寄せていた。

到着後は繁殖登録検査や種畜検査など、種付け開始のための準備を行った後に、種牡馬としての供用を開始していく。また、10日から14日までの5日間で、生産関係者を対象とした、オープンハウス形式での種牡馬展示も行われる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/da476dd8fbce398e1675eebe3a659965aba07a2b