大井競馬の藤田凌騎手、調整ルーム内で通信機器使用により騎乗停止

ＴＣＫ特別区競馬組合は１日、大井競馬所属の藤田凌騎手（２３）＝中道啓二厩舎＝が、騎手調整ルームに関する開催執務委員長指示事項に違反（大井競馬場騎手調整ルーム内での通信機器への不適切使用）したため、５日から１６日まで開催１０日間の騎乗停止としたことを発表した。

同騎手は今年２月２１日から同２４日までと、３月７日から同１０日までの間、調整ルームにおいて預けた通信機器を虚偽の申告により受け取り、禁止事項である外部の者との連絡を行った。同騎手への聴取と通信機器の通信履歴等の調査の結果、競馬の公正を損なう通信は認められなかった。

先月３日にはＪＲＡが競馬場の騎手控室などに禁止されている携帯電話を持ち込んだとして、騎手６人の３０日間の騎乗停止処分を発表。５月１３日から６月１１日まで騎乗停止となっている。

桑野俊郎・大井競馬開催執務委員長「多大なるご迷惑をおかけして、心からおわび申し上げます。指導を徹底するとともに、調整ルームの管理運用体制の見直しや強化を行うなど再発防止に取り組むことで、信頼回復に努めてまいります」