ミカエル・ミシェル騎手が来日 28日JRA通年騎手免許試験に挑戦

現在、米国を拠点に騎乗しているミカエル・ミシェル騎手（２７）＝仏出身＝が２６日午後、ＪＲＡ通年騎手免許試験を受験するために来日した。日本は２０２０年４月以来、実に２年５カ月ぶり。米・デトロイトから長旅を終え、羽田空港の到着ロビーで待つ関係者の顔を見ると、あふれる涙をぬぐった。

「もしかしたら帰って来られないかも、という思いもあったので…。日本に帰ってきた、家に帰ってきた、という気持ちです」

日本に恋をしました─、その思いは今も変わらない。昨年は新型コロナウイルスの影響で試験を断念せざるを得なかったが、ＪＲＡの通年免許取得を諦める気持ちは全くなかった。

「日本に初めて来たときに〝ここが私の家だ〟と思った。日本のファン、競馬の雰囲気が大好き。昨年来られなくて悔しい思いをしたけど、日本の競馬に（通年で）乗るのが私の夢ですから」

米国でも朝は調教、昼はレース、それから日本語と試験のための勉強をやってきた。「準備は全て終えています。リラックスして楽しみたい」とミシェルスマイルを浮かべた。